「色」ってなんだろう?…アレかな??

こんにちは。Sol@です。
シリーズ「光の問い」も第3回。 今回は、私たちが日常で当たり前のように感じている“色”について考えてみます。
空は青い。 夕焼けは赤い。 葉っぱは緑。貴方は光り輝いている……。
でも……
それって、本当に“物の色”なんでしょうか?
今回は、「そもそも色ってなに?」という素朴だけど奥深い問いを、 一緒にコトトコしてみましょう!
1. 色は「見えている光」だった?
まず結論からいうと——
色とは、物体が“反射した光”の波長を、私たちが目で見たものです。
たとえば、赤いリンゴが「赤い」のは、 赤い光の波長を反射して、他の色(波長)は吸収しているから。
つまり、「赤いリンゴ」は“赤い光しか跳ね返してないリンゴ”とも言えるわけです。
2. すべての色が見えているわけではない
ここで忘れてはならないのが、
私たちが見ているのは“光の一部”にすぎないということ。
人間の目が感じ取れるのは、 およそ380〜780 nmの波長、いわゆる「可視光線」のみ。
それより短い紫外線や、長い赤外線は見えません。
つまり、色とは“人間の目がキャッチした範囲の光”であり、 それ以外の世界は、私たちには「見えていない」んです。
“nm”ってなんて読むんだろう??どれくらいの長さかな?
紫外線や赤外線って、他の生き物は見えるの?
紫外線や赤外線が見えたらどんな世界かな?
3. 色は“物体の性質”ではない?
ここがとても面白いポイント。
「赤い物体」は、実は“赤い”わけじゃない。 “赤く見えるように光を反射しただけ”です。
部屋の照明が変われば、同じ花の色も違って見える。 夕暮れの海と朝の海は、違う青を見せてくれる。
つまり、色とは「見ている人の条件や感覚」によって変わる、 とても相対的で、主観的なものなんです。
カメレオンが色を変えるって、どうやって見てるんだろう?
4. 「白」と「黒」は色なのか?
白は「すべての波長の光を反射している状態」。 黒は「ほとんどすべての光を吸収している状態」。
つまり、白は“全部”、黒は“ほとんどゼロ”。
だから、夏に黒い服が暑く感じるのは、 “光をいっぱい吸収して熱になるから”なんですね。
色の話なのに、温度までつながってくるなんて、 やっぱり光は不思議な存在です。
「透明」は何色?それとも“色なし”?
白は光を全部反射してる……?「アレ」も全部反射してるよね……??
いっちばん黒い黒はどんな感じかな?どれくらい光を吸収するんだろう?
5. 色は“見る者との関係”で決まる
色は、絶対的なものではなく、 環境、光の種類、見る角度、そして“見る者の感覚”によって変わるもの。
同じ景色でも、人によって「色の見え方」は微妙に違います。
私たちは日々、「光を見ている」ようで、 実は「光の“欠けた部分”や、“残された部分”を見ている」んですね。
6. まとめ
というわけで、今回のまとめです!
- 色は、物体が反射した“光の波長”を見ているもの
- 人間の目に見えるのは「可視光線」だけ(光のほんの一部)
- 赤いもの=赤い光を反射しているだけ
- 白=全部反射、黒=全部吸収
- 色は“見る人”と“環境”で変わる相対的なもの
色とは、物の属性というより、光と見る者との“関係性”なんですね。
では次回は、もう少し視点を広げて、 「物質はどうやって“特定の光”を吸収するのか?」
という問いにトコトコ進んでみましょう!
今日も中々難しい内容でしたが、お疲れ様でした!次も一緒に進んでいきましょう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!