生き物

培養肉か……オラ腹減ってきたぞ!

sol@

こんにちは。Sol@です。

突然ですが、あなたは「お肉」好きですか? 焼肉、ハンバーグ、唐揚げ、ステーキ…… 考えるだけでお腹が空いてきますよね。
私は空いてきました。
ので、ここで小休憩をはさみます。


……嘘ですって!!

でも最近、こんなニュースをよく見かけませんか?

「培養肉(ばいようにく)」が世界を変える!

科学の力で育てたお肉。動物を殺さず、環境にもやさしくて、将来的にはスーパーにも並ぶかも!?

でも、やっぱりこう思っちゃう。

「……それって、おいしいの?」

今回はそんな「培養肉っておいしいの?」という問いを中心に、 味だけじゃなく、わたしたちの未来と食卓がどう変わっていくのか、考えてみましょう!


1. そもそも「培養肉」ってなに?

まず、ざっくり説明すると——

培養肉とは、「動物から細胞をちょこっとだけもらって、研究室で育てたお肉」です。

手術で切り取るわけではなく、細胞を採取して、栄養たっぷりの液体の中で増やして、筋肉や脂肪を形成していく。

つまり、牛や豚や鶏が「生きたまま」のまま、お肉だけを作る技術。

Kototoko Point

培養ってどうやってやるのかな?私にもできるかな?


2. なんでそんなことするの?

よくある理由として挙げられるのがこの3つ:

  1. 環境にやさしい:温室効果ガスの排出がグッと減る!
  2. 動物にやさしい:命を奪わずにお肉が作れる!
  3. 食糧危機に備えられる:人口が増えても安心!

特に家畜から出るメタンガスはCO2以上に地球温暖化を加速すると言われていて、 「肉を減らそう」という動きは世界中で進んでいます。

あとはお水ですね。お肉と水?と思われるかもしれませんが、実はお肉を作るのにはたくさんの「きれいな」お水が必要なんです。

牛さん達が飲む水はもちろん、牛さんのごはんを作るためにはたくさん水を使うんです。

そのせいもあって、地球としてはお肉は中々体力を使う資源なわけです。

でも、やっぱり肉は……食べたいよね?

そこに現れた救世主が「培養肉」というわけです。


3. で、ぶっちゃけおいしいの?

ここが最大の気になるポイント。

現在、試作された培養肉の味については——

  • 「かなり本物に近い!」
  • 「ちょっとジューシーさが足りないかも?」
  • 「まだ改良の余地アリ!」

と、感想はさまざま。

ただし、これはまだ「研究所レベル」の話。将来的には脂肪の量や食感を調整して、 「むしろこっちの方がうまい!」って言われる日も来るかもしれません。

それどころか、将来的には牛でも豚でも鶏でもない、新しいおいしさのお肉が食べられるかも……!?

Kototoko Point

おいしさって、どこで決まるんだろう? 味? におい? 食感? それとも……?


4. スーパーで買える日は来るの?

実は、もう一部の国では培養肉の販売がスタートしています。

  • シンガポール:世界で初めてレストランでの提供が始まった
  • アメリカ:2023年に一部許可が下りて話題に

ただし、今のところはまだ高級品レベルの価格

例)培養鶏肉1枚=数千円〜数万円

でも、技術が進めば大量生産もできるようになるので、 「コンビニで培養唐揚げ」が実現する日も、そんなに遠くない……かも?

ちなみに、2025年2月のニュースだと、アメリカでは培養肉がすでにペットフードに使われていることが話題になっています!

ニュースリンク:https://news.yahoo.co.jp/articles/c93dcb5f7e572f767ba899f6d383e529000fa1af?page=1


5. 「命を食べること」の再定義?

ここでちょっと哲学的な話を。

私たちは日々、「命をいただく」ことで生きています。

でも、培養肉はその“命”を奪っていない。 それって、「食べる」って行為をどう変えるんだろう?

  • 命を食べていないなら、感謝の対象は誰?
  • 菜食主義の人でも、これは食べられる?
  • 食の倫理って、何が軸になるの?
Kototoko Point

「いただきます」の意味、考えたことありますか?


6. 培養肉と、これからのわたしたち

「おいしいのか?」から始まった問いは、 気づけば「私たちの未来はどうなるんだろう?」という大きな話に繋がっていきます。

  • 環境にやさしい選択をする未来
  • 命にやさしい選択をする未来
  • 技術と共に“食”が進化する未来

その一歩目が、もしかしたら「新しいハンバーグ」かもしれないと思うと、ちょっとワクワクしませんか?


まとめ

  • 培養肉は細胞から作る“未来の肉”
  • 環境や命にやさしいという利点がある
  • 味は改良中だけど、可能性は大きい!
  • 食べることの意味まで問い直すチャンスになるかも

そして何より——

「それ、おいしいの?」って問いは、実はすごく深い。

お腹だけじゃなく、心も満たす「食」ってなんだろう? そんな疑問を一緒に楽しんでいけたら嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

ABOUT ME
Sol@
Sol@
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彩の国育ち。問いを愛するレザークラフター。
「答え」より「問い」が好きなタイプです。
日常に転がる“なんでだろう?”を集めたブログ「コトトコ」を運営中。
誰かの世界が、ひとつでも広がる問いになりますように。
本が好きで、レザーをいじりながらよく考えごとをしています。
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