温泉はなんで、体にいいんだろう?……まぁ気持ちいからいいかぁ~

こんにちは、Sol@です。
旅先でふと立ち寄った温泉や、冷えた夜に入るあたたかい湯。
「あ〜、生き返る……」なんて声が漏れてしまう瞬間、ありますよね。
私の好きなアニメのセリフがあります。
「お風呂は命の洗濯よ♡」
どのアニメでしょうか?気づいた方はコメントいただけると嬉しいです。もちろん「ニヤッ」っとされるだけでも僕は嬉しいです笑
あなたがふと思い浮かべてしまうアニメのセリフは?
でもふと、こんな疑問が湧きました。
「どうして温泉って体にいいって言われるんだろう?」
今回はこの“あたりまえ”にちょっと立ち止まって、
温泉と私たちの体の、ちょっと不思議な関係について考えてみたいと思います!
1. 温泉が体に与える“3つの作用”
温泉には、主に次の3つの作用があるとされています。
① 温熱作用
お湯につかることで、体が温まり血行がよくなります。
これは家庭の浴槽でも感じる“ぽかぽか効果”ですね。
② 浮力作用
水の中では体重が軽くなり、関節や筋肉への負担が軽減されます。
だから温泉に入ると「力が抜ける〜」と感じるわけです。
③ 水圧作用
お湯の中では体に水圧がかかり、血液やリンパの流れがサポートされます。
“足のむくみが取れる”なんて効果も、この作用によるものです。
ここまでの内容、実は家庭のお風呂でもある程度は得られるんです。それでも「湯治」なんていって、わざわざ遠くの温泉につかって病気や体の悪いところを治す文化が日本にはありますよね。
じゃあ温泉だけが「特別」とされる理由って何なんでしょう?
2. カギは“泉質”にあり
温泉とただのお湯の違い。
それは「温泉に含まれる成分=泉質」です。
日本では「温泉法」という法律があって、
特定の成分が一定以上含まれているものが「温泉」と定義されます。
代表的な成分には、こんなものがあります:
- 硫黄:皮膚をやわらかくし、殺菌作用も(温泉の匂いですね)
- 炭酸水素塩:お肌すべすべ効果、通称“美人の湯”
- 塩化物泉:体を温め、保温効果が高い
- 放射能泉(ラドン泉):微量の放射線で新陳代謝UP(とされる)
これらの成分が、肌や神経、血管などに働きかけるとされています。
泉質ってどのくらい種類があるの?
3. 科学的に「効く」とはいえない?
ただし、ここでちょっとクールダウン。
実は温泉の効果って、科学的にはまだ「はっきりしていない部分」もあるんです。
たとえば、「この泉質が○○に効く!」とされる効果の多くは経験則や民間伝承に基づいたもので、
医学的に“確実に治療効果がある”とは言いきれません。
でも、不思議と「なんか良くなった気がする」ってありますよね。
そういう「思い込み」って何とか効果って言ってたよな~?
4. 実は“気持ち”が大きな効果を生む?
ここで大事なのが、“心理的なリラックス効果”。
- 日常を離れて自然の中でゆっくりする
- 湯けむりの中で呼吸を整える
- 知らない景色に心がほぐれる
こういった“環境そのもの”が、自律神経に働きかけ、心と体を整えてくれるのです。
つまり温泉は、「成分+体への作用+心のリセット」が合わさって、
結果として「体にいい」になっているのかもしれません。
確かにせかせか入る温泉なんて温泉らしくないですし、温泉に入るからには「あ”あ”ぁ~~~~~」なんて言いながらゆっくりつかりたいものですよね。
5. まとめ
温泉が体にいい理由には、
- 温熱・水圧・浮力といった物理的な作用
- 成分(泉質)による作用
- 心身のリラックス効果
この3つが複合的に働いていると考えられます。
科学で完全には説明しきれない「気持ちよさ」も含めて、
温泉は“心と体のチューニングスポット”なのかもしれませんね。
次に温泉に入るとき、少しだけその「気持ちよさの理由」にも思いを馳せてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!