科学

地球の中心を冷やしたら、どうなるの?

sol@

こんにちは。Sol@です。

皆さんは地震、嫌いですよね。好きな人はいないと思いますが、よくこんな話しませんか?「地震を無くす技術とかあればな~」なんて。

地震はどうやらプレートと呼ばれる板同士が沈み込むことで発生するみたいです。

要するに、プレートの動きを止めてしまえばいいんじゃないかと思いました。即ち……

「もし、地球の中心を冷やせたらどうなるんだろう?」

地震が減って安全になる?
それとも、地球に何か大変なことが起きる?

今回はそんな壮大な問いをコトトコしてみたいと思います!


1. 地球の中心って、どんなところ?

まず、地球の中心(内核と外核)は、鉄とニッケルでできています。
そこはものすごい高温と高圧の世界──
温度は約5,000〜6,000℃、まるで小さな太陽のよう。

この熱によって、外核はドロドロに溶けていて、
地球の磁場(バリア)を生み出しているんです。

Kototoko Point

地球の中心はどんな見た目をしているんだろう??


2. 冷やすとどうなる?

じゃあ、このアツアツの中心を無理やり冷やしたら──?

まず一番に起きるのは、
地球のエンジン停止。

具体的には、

  • 外核が固まる
  • 磁場が消える
  • 太陽からの放射線がダイレクトに降り注ぐ

つまり、今私たちを守っている「宇宙バリア」が失われてしまうんです。

Kototoko Point

磁場ってどんな役割をしてるんだろう??


3. 地震は減る?でもそれは「地球の死」の始まり?

さらに、地球内部の熱はマントルを対流させるエネルギーでもあります。

この「マントル対流」があるから、
プレートが動いて、地震や火山活動が起きている。

もし地球の中心が冷えてしまったら──

  • マントルの動きが止まる
  • プレート運動も止まる
  • 地震や火山活動が激減

……一見、「災害が減っていいじゃん!」と思いがちですが、
これは、地球が“死んだ星”に向かうサインでもあるんです。

なぜなら、

  • 火山が止まると大気の循環も止まる
  • プレート運動が止まると二酸化炭素の調整ができなくなる
  • やがて生命を支える環境そのものが崩れる

だから、地震が減る=地球の命の炎が小さくなる、ってことなんだね。


4. 最終的に、地球はどうなる?

さらに長い時間がたつと──

  • 磁場がない→大気が宇宙に漏れ出す
  • 火山もない→新しい大気も作られない
  • 乾燥し、寒くなり、赤い星に近づく

つまり、
火星みたいに冷たく乾いた世界になってしまうかもしれないんです。

遥か昔、火星にも海や大気があったけれど、
中心が冷えて磁場を失ったことで、今の赤い乾燥した姿になったと考えられています。

地球も──もし中心を冷やしたら、同じ運命をたどるかもしれない。

Kototoko Point

生きている星と死んでいる星、何が違うんだろう??

Kototoko Point

死んでいる星を生き返らせることはできないのかな??


5. まとめ:地球の鼓動を感じよう

さて、今日のコトトコを振り返ると──

  • 地球の中心は高温の鉄の海
  • 冷やすと磁場が消え、バリアがなくなる
  • 地震や火山は減るけど、それは「地球の死」の始まり
  • 長い時間で見ると、火星みたいに乾いた星になってしまうかも

地震や火山、台風や雷。
一見、厄介な「自然の力」たちも、
本当は「生きている地球」そのものの証なのかもしれません。

次に地震のニュースを聞いたとき、
ちょっとだけ、こんなことを思い出してみてください。

──ああ、地球はまだ生きてるんだなって。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
それではまた、次のコトトコでお会いしましょう🌎✨

ABOUT ME
Sol@
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彩の国育ち。問いを愛するレザークラフター。
「答え」より「問い」が好きなタイプです。
日常に転がる“なんでだろう?”を集めたブログ「コトトコ」を運営中。
誰かの世界が、ひとつでも広がる問いになりますように。
本が好きで、レザーをいじりながらよく考えごとをしています。
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