人には「使わない筋肉」があるってほんと?

こんにちは。Sol@です。
人の筋肉っていくつあるか知ってます??600以上あるらしいですよ。
そんなにあるんですね……そこで私はこうも思ったわけです。
「人間の体に、もう使われてない筋肉ってあるのかな?」
筋肉って、全部必要そうに見えるけど……
実は、ほとんど使われなくなった“過去の遺産”みたいな筋肉もあるんです。
今回は、そんな「人に残る使われない筋肉たち」の世界をコトトコしてみましょう!
1. 使われない筋肉って、どういうこと?
まず、そもそも「使われない筋肉」ってどういう意味でしょう?
それは──
- 過去の進化の中では役に立っていたけれど、
- 現代の人間生活ではほぼ使わなくなった筋肉
ということ。
つまり、必要なくなったからといって「すぐ消える」わけではなく、
私たちの体には過去の名残りが、そっと残っているんですね
「進化」って身に着けるだけじゃないんだね。
2. どんな筋肉が残ってるの?
では、具体例を見ていきましょう!
◎ 外耳筋(がいじきん)
- 耳をピクピク動かす筋肉。
- 犬や猫は、音の方向を聞き取るために耳を動かしますが……
- 人間ではほとんど使われなくなっています。
一部の人は今でも耳を動かせますが、それは珍しい特技みたいなもの。
耳動かせるの便利かも??
◎ 小後頭直筋(しょうこうとうちょっきん)
- 首の奥にある、小さな筋肉。
- 頭を細かく動かすために使われていましたが、
- 二足歩行になった人間では、ほとんど出番がなくなりました。
首をしっかり支える筋肉は今でも大事だけど、
こういう「小さな調整筋肉」は、ほぼ使われずに残っています。
◎ 尺側手根屈筋(しゃくそくしゅこんくっきん)の一部
- 前腕から手のひらに伸びる筋肉のひとつ。
- 実はこの筋肉、ある人とない人がいるんです!
なくても手首はちゃんと動くので、現代ではほぼ影響なし。
(ちなみに、筋肉がないこと自体は全く異常じゃありません)
筋肉が人によって「ない」って面白いね!
3. 使われない筋肉は、なぜ残ってる?
ここで不思議な問いが出てきます。
「なんで、使わないなら消えちゃわないの?」
実は、進化には「不要なものを完璧に削除する機能」はないんです。
- 命にかかわる問題がなければ、無理に排除しない
- 形だけ残る(退化するけどゼロにはならない)
──というのが、自然の流れ。
つまり、人間の体には「かつての記憶」がたくさん詰まってるんですね。
他にも体の中に「不要なもの」って何があるかな??
4. まとめ:筋肉に残る、進化の物語
さて、今日のコトトコを振り返ると──
- 人間には「使われなくなった筋肉」が実際に存在する
- それは、進化の過程で必要なくなったけれど残っているもの
- 外耳筋や小後頭直筋などがその例
- 消えずに「残る」ことで、体は歴史を語っている
私たちが意識しない筋肉たちも、
はるか昔の生き物たちとつながっている証なのかもしれません。
「今使ってない」ってだけで、
そこにはかつての「生きるための工夫」が詰まっている。
そう思うと──
自分の体を、ちょっとだけ愛おしく感じませんか?
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
それではまた、次のコトトコでお会いしましょう!🦴✨