生き物

「豆」は種子?果実?──植物たちの不思議な仕組み

sol@

こんにちは。Sol@です。

スーパーで売られている大豆や小豆、そら豆、えんどう豆。
こうした「豆類」を見ていると、ふと疑問が湧いてきました。

「これって“豆”だけど……植物の世界では“果実”なの?それとも“種子”なの?」

今回は、そんな身近だけど意外と知らない、「豆って何者?」という問いをコトトコしてみたいと思います!


1. そもそも「果実」とは?

まず、植物学での「果実」の定義を押さえておきましょう。

▶️ 果実とは、花の“子房”が成熟してできたもの。

  • 花が咲く
  • 受粉する
  • 子房が成長する
  • 果実になる!

つまり、
りんごも、トマトも、そして豆も、基本的には果実なんです。

「甘いかどうか」や「みずみずしいかどうか」は関係なく、
成り立ちのプロセスで分類されているんですね。

Kototoko Point

じゃあ「子房」って何だろう??


2. じゃあ、「豆」は?

さて、ここからが本題。

豆類──大豆、小豆、そら豆、などなど。
これらは、植物が受粉したあとに「さや(莢)」を作ります。

このさや(莢)こそが果実にあたる部分!

でも、私たちが普段食べているのは、さやの中に入っている種子の方。
だから、

  • さや全体=果実
  • 中の豆=種子

というわけなんです。

▶️ つまり、豆を食べるというのは、植物の果実の中にある種子を食べている、ということ!


3. 具体例で考えてみよう

たとえば、枝豆。

  • 外側のさや(莢)=果実
  • 中のやわらかい豆=種子

枝豆は、さやごと食べずに、中身だけ取り出して食べますよね。
つまり、種子だけをいただいているわけです。

同じように、小豆、そら豆、大豆も──
果実の中に守られていた種子を収穫して食べているんです。

Kototoko Point

そういえば枝豆ってさや食べないよね🤔食べられない果実って珍しい!


4. まとめ:「豆」は生命のかけら

今日のコトトコをまとめると──

  • 豆は「果実の中にある種子」を食べている
  • さや(莢)が果実にあたり、中の豆が種子
  • 「甘い・甘くない」で果実かどうかは決まらない
  • 種子は、植物にとって「未来へのバトン」

こうしてみると、
豆を食べるという行為は、ただ栄養をとるだけじゃなくて、
植物たちの命のリレーに、そっと手を添えるような行為にも思えてきますね。

次に豆ごはんを食べるとき、
ちょっとだけ、そんな植物たちの物語を感じてみてください。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
それではまた、次のコトトコでお会いしましょう🌱✨

ABOUT ME
Sol@
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彩の国育ち。問いを愛するレザークラフター。
「答え」より「問い」が好きなタイプです。
日常に転がる“なんでだろう?”を集めたブログ「コトトコ」を運営中。
誰かの世界が、ひとつでも広がる問いになりますように。
本が好きで、レザーをいじりながらよく考えごとをしています。
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